「SS科学特論」を選択している生徒を対象に、1泊2日の研修旅行を実施いたしました。本研修では、国内屈指の研究機関や大学を訪問し、最先端の科学技術に触れるとともに、専門的な講義や実習を通して科学への探究心を高めました。
【1日目】最先端の生命科学研究に触れる
訪問先: 理化学研究所 生命機能科学研究センター(BDR)
初日は、理化学研究所 生命機能科学研究センター(BDR)を訪問しました。
事前学習として生徒たちが作成したレポートに沿って、研究員の方から分かりやすく大変興味深いご解説をいただきました。質疑応答の場面でも生徒から活発な質問が飛び交い、生命科学の最前線で活躍する研究者の姿や最先端の知見に触れることで、生徒たちの探究心が大きく刺激された1日となりました。
【2日目】大学での専門的実習と世界最高峰の研究施設見学
訪問先: 鳥取大学工学部、大型放射光施設 SPring-8
2日目は、鳥取県および兵庫県エリアにて大学での学びと巨大実験施設の見学を行いました。
午前:鳥取大学工学部
工学部の概要説明を受けた後、生徒の関心に合わせて「物理班」と「化学班」の2分野に分かれて講義・実習に参加しました。
物理班: 宇宙工学についての講義を受け、宇宙開発における最先端技術や工学の役割について学びました。
化学班: 「香り」をテーマとした実験を体験し、身近な現象を化学的に検証する楽しさや奥深さを学びました。
実習終了後はキャンパス内の学生食堂(学食)で昼食をいただき、一足早く大学生活の雰囲気やキャンパスライフを体感することができました。
午後:大型放射光施設 SPring-8
研修の締めくくりとして、世界最高性能の放射光を生み出す大型放射光施設「SPring-8」を訪問しました。広大な施設とスケールの大きな実験装置を見学し、物理・化学・生物など多岐にわたる学術・産業分野を支える先端科学の基盤に直接触れ、2日間の充実した研修を締めくくりました。
まとめ
1泊2日という限られた日程ではありましたが、大学や研究機関での実践的な学びを通して、生徒一人ひとりが自身の興味・関心を再確認し、今後の探究活動や進路選択に向けた大きな糧を得ることができました。
お忙しい中、温かく生徒を受け入れ、貴重な機会をご提供いただきました理化学研究所、鳥取大学、SPring-8の皆様・関係者の皆様に心より御礼申し上げます。
奈良北高校1年生SSH夏期研修旅行を実施いたしました。今年度は昨年度と同様に、東京・茨城方面にて2泊3日の日程で最先端の科学技術や国際的な課題解決に触れる各種プログラムに取り組みました。
【1日目】最先端ICT技術と持続可能なまちづくりを学ぶ
訪問先: NTT東日本 e-CITY Labo(東京都調布市)
初日は大和西大寺駅を出発し、東京都調布市にある「NTT東日本 e-CITY Labo」を訪問しました。
最先端のICT(情報通信技術)や、持続可能な地域社会(スマートシティ)の実現に向けた取り組みについて講義を受け、体験型展示を通して理解を深めました。生徒たちは熱心にメモを取りながら体験に参加し、先端技術が地域課題をどのように解決するのかを真剣に考えている様子が見られました。
【2日目】英語による課題解決プログラムと最先端科学の探究
訪問先: TOKYO GLOBAL GATEWAY(TGG)、日本科学未来館
2日目は、体験と探究を深める盛りだくさんの1日となりました。
午前:TOKYO GLOBAL GATEWAY(英語研修)
英語を用いた実践的なエージェントプログラムに挑戦しました。今回は「電池の力で物資を運ぼう」「地球の未来と森の役割を考えよう」という2つのセッションに参加。すべてのやり取りが英語で行われる環境の中、グループで協力しながら積極的にコミュニケーションを図り、課題解決に向けて議論を重ねました。
午後:日本科学未来館
最先端の科学技術、先端医療、地球環境など、多岐にわたる展示を見学しました。生徒一人ひとりがテーマを持ち、科学技術の進歩が社会に与えるポジティブな側面だけでなく、社会的影響や課題(光と影)についても捉え、探究心を深めていました。
【3日目(最終日)】宇宙開発の現場と地球科学の知見に触れる
訪問先: JAXAつくば宇宙センター、産業技術総合研究所 地質標本館(茨城県つくば市)
最終日は茨城県つくば市へと移動し、日本を代表する研究機関を訪問しました。
午前:JAXAつくば宇宙センター
スケール感あふれる実物大ロケットの展示や、日本の宇宙開発の最前線を見学しました。世界水準の研究成果や技術力に直接触れ、大きな刺激を受けました。
午後:産業技術総合研究所(地質標本館)
地球の歴史や日本の地質構造、貴重な鉱物・化石などの標本を見学しました。普段触れることの少ない地球科学や自然環境への関心が大きく高まる機会となりました。
まとめ・今後の展望
2泊3日の全行程を、全員が無事に終えることができました。
生徒たちは最先端の科学技術や研究に直接触れて見識を深めただけでなく、集団行動の中で互いに声を掛け合い、協力しながら絆を深めることができました。
今後は、今回の研修旅行での学びや気づきを一人ひとりがレポートとして整理し、2月11日(水・祝)に予定されている「SSH探究活動研究発表会」に向けて、探究活動を本格化させてまいります。
温かく送り出してくださった保護者の皆様、ならびに丁寧にご指導・ご協力いただきました受け入れ機関の皆様に、心より感謝申し上げます。
近隣の小学生を招き、SSH委員の生徒や生徒会の生徒たちが5つの実験を披露しました。多くの応募があり、70名近くの小学生たちと楽しく科学について学ぶことができました。
① 「音」の力でモールをダンスさせよう!
② さわらなくても進む!?不思議なボートをつくろう!
③ くるくる回る!?すべるように飛ぶ!?たねをつくろう!
④ 魚が浮いたり沈んだり!?不思議な水族館をつくろう!
⑤ 色が変わる!?不思議な絵をかこう!
講師:北見工業大学 先進工学科 バイオ食品工学コース 教授 霜鳥 慈岳 先生
2年生の数理情報科の生徒を対象に、特別講義を実施しました。高校化学の有機化学の分野について演示実験と講義を通して嗅覚的・視覚的に学習した上で、大学で学習する“天然物有機化学”に関する実験や、大学での最新研究成果について学びました。またこれらの学びにより、科学への理解を深めるとともに、探究的なものの見方、考え方を醸成することができました。
講師:小松 紫穂里 先生
2年生普通科文型生徒の探究学習の導入として、グループワーク形式で問いの作り方について学びました。探究的な問いの作り方として、4つのステップを経験しながら学ぶことができました。
1 問いをたくさん書く。/2 問いを2つに分ける。/3 問いを変換する。/ 4 問いを選ぶ。
2年生の普通科理型・数理情報科生徒が、自分が1年間をかけて研究したいテーマについてプレゼンテーションをしました。テーマの内容によってグループ分けをし、今後研究を進めていきます。
本校の数理情報科1年生の生徒に向けて、数理情報科の目標やカリキュラム等についてオリエンテーションを実施しました。
講師:関西学院大学 国際学部国際学科 教授 關谷 武司 先生
「AIネイティブな生徒の探究心を高める持続可能な探究指導」の在り方について理解を深めるとともに、AIを適切に活用しながら探究の質を高める効果的な指導方法について研修を行い、本校における探究指導のさらなる充実を図りました。